2017年04月21日

ある日のレッスン 〜イタリア20州の復習 Veneto編〜

以前「イタリア20州のワインを飲もう!」というクラスがあり、その名の通り、イタリア20州のワインを楽しんだクラスがありました。

まずは、イタリア20州の名前を憶えて、地図を見て、アドリア海、ティレニア海、どちらに面しているかなどといった地理みたいなことから、有名なDOCGやDOCワインはもちろんのこと、マイナーな土着品種なども楽しみ、イタリアワインは奥が深いな〜と思ったものです。

そんなに昔という記憶ではなかったのですが、実はそのクラスを開催していたのは驚くことに、なんと4年前!
そのクラスの生徒さん達と話していて、記憶が曖昧になっているところも多いし、少し復習をしたいということになり、「じゃー、全部ではなくメジャーな州だけに絞って、定番に加え、土着品種や今まであまり扱ってこなかった自然派ワインなどを多く取り入れて復習しましょうか?」ということで、イタリア復習編が始まりました。

その初回は、Veneto州(ヴェネト)。

まずはお約束で20州の復習から。
中には「絶対やると思ってたので、復習しておきました」なんて方も。
でも、みなさん苦労していましたね。

「ローマがあるところっていうのは分かるのに州名が出てこない(ラツィオ州)」
「長い名前だってことは覚えているけど、最初の文字すら出てこない(トレンティーノ・アルト・アディジェ州)」
カラブリアやモリーゼに至っては、「うーん、言われてもピンと来ない(苦笑)」なんて方も。

20州を思い出してからは、その日のテーマの「ヴェネト州のワインと言ったら?」とお尋ねするとすぐに「アマローネ」は出てきましたが、「プロセッコ」はなかなか出てこず、ヒントを出しているうちに思い出す・・みたいな感じでレッスンはスタート。

この日テイスティングしたのは5種類。

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一番人気はやはり、圧倒的にこのワイン。

★2006 Monte dl Fra “Amarone della Valpolicella Classico”
 (モンテ・デル・フラ “アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシッコ”)

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生産者の方のサイン入りボトル。外部セラーでずっと熟成させていたものです。
凝縮感があり、しっかりとしたワインなのに、どこか優しく染み渡る感じ。
陰干しブドウから造られている、というのが実感できる深みのある味わいです。
若い時にはない、奥深さが感じられ「やっぱりアマローネ美味しい!」ということで、全員一致の一番人気でした。

2番人気は、こちらのワイン。

★2015 Az.Agr Alla Costiera “Vino Bianco Biancocostiera”
  (アッラ・コスティエッラ “ヴィーノ・ビアンコ ビアンココスティエッラ”)

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タイ・ビアンコ(フリウラーノ)を主体に、モスカート・ビアンコ、セレブリーノ(土着品種)のブレンド。
セメントタンクで発酵、熟成され、澱引きなし、ノンフィルターでボトリングされます。
トロピカルフルーツのような甘い香りですが、綺麗な果実味で、酸は控えめ。ほのかな苦みが心地よく、自然派ワインだなということが分かる味わい。
以前のイタリア20州ではこういうワインはあまり扱わなかったので、生徒さんの反応が気になったのですが、皆さん、気に入ってくださっていて「こういうあまり知らないワインを飲めるのはすごい楽しい!」と言ってくださり、アマローネ以外の4本を「もう一度家でも飲みたい!」とお買い上げしてくださった方もいたほど。

その他、澱引きせずに瓶詰したプロセッコ、マンツィーニ(土着品種)、シャルドネ、ドゥレッラ(土着品種)の3種をブレンドした白ワイン、メルロとラポーゾ(土着品種)のブレンドのロゼを楽しんで頂きました。

私も以前に比べると、ヴァン・ナチュールやビオワインと呼ばれる、いわゆる自然派ワインを飲む機会が増えてきました。
「以前は味は良くても香りが気になる・・」というものも結構ありましたが、最近はとても洗練されているものが増えたな〜と思うので、今まで同様、自分の鼻と舌で確認し、「美味しい!」と思ったものを生徒さん達に紹介していきたいなと思います。


posted by EMINCO at 10:31| Comment(0) | レッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする