2018年10月18日

ある日のレッスン 〜シャンパーニュクラス ブラン・ド・ノワール編〜

この日のシャンパーニュクラスは、”ブラン・ド・ノワール”のテイスティング。
黒ブドウのピノ・ノワール、ムニエから造られるシャンパーニュがテーマです。

シャンパーニュは白ブドウのシャルドネ、黒ブドウのピノ・ノワール、ムニエの3種類をアッサンブラージュ(ブレンド)するのが一般的ですが、ムニエは、シャルドネ、ピノ・ノワールの補助品種として使用されることが多いため、どうしても下に見られがちです。
でも、最近は、ムニエにこだわる若手の造り手なども多く出てきています。
そうそう、あのクリュッグでさえ、必ずムニエを10%程度は使用しているそうです。
などと、シャンパーニュ以外ではあまりお話することのないムニエのことを中心に講義をしてから、テイスティングへ。

テイスティングは4種類。
ピノ・ノワール100%、ムニエ100%、2種類をアッサンブラージュしているもの(ピノ・ノワールorムニエの比率が高いものを1種類ずつ)。

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さて、1番人気だったのは・・。

★2009 Alain Couvreur “Rémi Couvreur Brut Blanc de Noirs Millésime”  
 (アラン・クヴルール “レミ・クヴルール ブリュット・ブラン・ド・ノワール”)

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ピノ・ノワール主体(87%)で、ムニエをアッサンブラージュしたミレジメシャンパーニュが一番人気でした!
ドサージュは10gと、最近のものとしてやや多めですが、それゆえにピノ・ノワールの酸味が和らぎ、バランス良く仕上がっています。
香りも干しブドウのようなドライフルーツの甘い香りが中心。
シルキーで、きめ細かい泡。余韻も長め。
フルートグラスより、白ワイン用もしくはピノ・ノワール用のグラスで飲むのがお勧めです。
食事と合わせてというより、シャンパーニュ単体を楽しみたいタイプでしょうか。
ちなみに、”レミ”は、メゾンを運営しているお兄さんの名前。
ブラン・ド・ブランには弟さんの名前”ダヴィド”が冠されており、こちらも機会があれば、紹介したいなー。

そして、2番人気だったのは、こちらも2種類のアッサンブラージュ。

★NV Didier Chopin “Veuve de Nozac Brut”
 (ディディエ・ショパン “ヴーヴ・ド・ノーザック・ブリュット”)

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こちらは、ムニエが主体(70%)。
ムニエ100%のものだと時々感じられる苦みもややあり、ムニエの存在感を感じますが、心地良い感じで、決してネガティブな要素ではありません。
シャンパーニュと言うと食前酒のイメージが強いかもしれませんが、食中酒として楽しみたいタイプです。
そして、こちらのシャンパーニュ、メーカーの希望小売価格が4,000円(税別)と、シャンパーニュとしてはかなりコスパが良いのも嬉しいポイント。
上級キュヴェはノルウェーでのシャンパーニュ・コンクールでクリュッグやドン・ペリニヨンを押さえ第1位になったり、ベルギーのコンクールでは出品シャンパーニュ全400銘柄中19位という上位にランクされたこともあるそうです。
そんなシャンパーニュのエントリーキュヴェなので、美味しくても当然かもしれませんね(笑)

ちなみに、ピノ・ノワール100%のものは「ちょっと酸味が強く感じる」、ムニエ100%のものは「ちょっとエグミ(苦み)を感じる」という意見が・・。
アッサンブラージュすることで、バランス良く仕上がったシャンパーニュがこの日は人気のようでした。

ただ、いつも言っていることなのですが、ワインは嗜好品。
なので、「美味しい」というのは個人の好みの違いなので、何が良いということはないのです。
高いワインを誰もが美味しいと感じる訳ではないのが、何よりもその証拠だと思います。
それに、その日の体調や気候、一緒に飲む人、シチュエーションでも味わいの印象は大きく異なるので、前にすごい美味しかったからもう一度飲んだら「あれ?こんなだったけー?」と感じることも珍しくありません。
そうは言っても、ご自分の好みを把握していた方が、ワインが選びやすくなることは間違いないと思うので、レッスンで色々なタイプのワインを比較して頂いて、自分の好きなタイプを見つけて欲しいなーと思っています。

「先生、うまく言えないんですけど、これ美味しくて、好きです!」と言われることが結構よくあるのですが、実はそれが一番嬉しかったりします。
香りの要素を色々述べたりするのも良いですが、まずは楽しく味わって頂くのが一番良いと思っています。
そんなこともあり、レッスン後はそのワインに合うグラスに色々替えて、もう一度ワインを楽しんで頂くようにもしています。
テイスティンググラスは、そのワインがどんなワインかを知るのに最適ですが、やっぱりワインを味わうのなら、それに合ったグラスで飲む方が良いのですから。
たいていの場合は、グラスを替えた方が美味しいとみなさん仰るのですが、時々「でも、私はテイスティンググラスの方がこれは好きかも・・」なんて意見も聞けたりするのはとても楽しいし、勉強になります。

来月は、以下の2つのクラスが単発、途中参加が可能ですので、ご興味がある方は是非ご参加ください!

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11月16日(金) 19:30- ニューワールドクラス 
       アメリカ・カリフォルニア州以外のワイン 
       単発参加: 9,720円       
      「力強いワイン」というイメージの強いアメリカワイン。
       その印象通りのもの、「これがアメリカワイン?」と
       意外な印象を受ける品種など様々な品種を楽しんで頂きます。       
       ワシントン州、オレゴン州などが、今回のテーマです。

11月18日(日) 15:00- シャンパーニュクラス
      「ロゼの華やかさとヴィンテージシャンパーニュに酔いしれる」        
       単発参加:10,800円       
       ロゼ&ヴィンテージシャンパーニュを楽しんで頂きます。
       日頃、ロゼやヴィンテージシャンパーニュを比較試飲する機会は
       なかなかないと思います。
       それぞれの違いや個性をお楽しみください。

いずれのレッスンも、体験レッスンとして、1回のみ、5,400円でご参加頂くことも可能です。
お申し込みは、当ブログのコメントorメッセージ、もしくは以下のHPからお願い致します。
なお、個人宅にて開催しておりますので、住所等の詳細はご参加確定後にご連絡させて頂きますのでご了承ください。

また、4名様以上であれば、リクエストベースでのレッスン開催、出張レッスンも可能ですのでどうぞお気軽にお問合せください。
たくさんのみなさまのご参加、お待ちしております。

★HPはこちら
 http://www.savouronslevin.com/news/

★インスタグラムはこちら。いいね、フォロー、宜しくお願いします。
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posted by EMINCO at 10:54| Comment(0) | レッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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